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アメリカの歯医者 -植月歯科-

「アメリカの歯医者は高い」と聞いていたので、私もアメリカに引っ越す前に歯医者で一通りの治療を済ませてきたのだが、最近時々歯が痛むようなきがしてきたので、思い切ってアメリカの歯医者にいってみることにした。

私が選んだのは、保険はあまり適用されなくても日本語が通じるところということで、日本クリニックと迷った後植月歯科

1.植月先生
US Japan等のFree誌でみる植月先生の写真はなかなか素敵だけど、実物はきっと違うんだろうと高をくくっていたが、実物もイメージ”ケイン・コスギ風”の若い先生で素敵。
植月先生の話される日本語がかなり英語風な発音なので、もしかしたらこちらで育たれたのかなと思ったりするのだが、その割には日本語がうまいし、私の中では色々な想像がとびかっている

2.診察の流れ
(1). 検診  まず最初に検診をして 治療すべきところを特定
(2). カウンセリング 実際歯をデジタルカメラで撮影して 治療すべき所を説明し
             その治療に必要な費用および自己負担見積額の提示
(3). 治療 予算など患者の都合にあわせて治療

3. アメリカの歯医者のいいところ
*一度に終わる
  日本では虫歯があると、まず削り型を取り、後日型を入れるというように
  足しげく歯医者に通わなくてはならないが、アメリカでは全部の治療が一日で終わる
  らしい。これはあくまで人聞きなのだが、歯に膿がたまった場合の治療は日本では
  半年以上かかるが、アメリカではその道の専門医が一日で直してくれるらしい。

*歯医者の中でも専門がかなり分かれている  
  例えば、親知らず専門の歯医者さんもアメリカにいるそう。
  (ということで、植月先生が紹介状を書いてくれるのだそうです)
  私の親知らずは一本歯茎が少しかぶっているため抜くのを敬遠していたのだが、
  アメリカでは麻酔で眠らして親知らずを抜歯するそうで、「自分なら親知らずは絶対アメリカ
  で抜きますよ」と植月先生。 ふうん、なるほど。

*快適  
アメリカの歯医者は、患者の満足度をかなり意識していると思う。
  診察室にはテレビがついていて映画が放映されているし、(音はでていないけれど)
  トイレに行けば、治療後塗って帰れるように使いきり口紅がずらりと並んでいる。
  (この口紅には感動)
  初めて通院した次の日くらいには、「本院を選んでくれてありがとう」というような内容の
  Thank youカードも送られてくる
  
  何より私が良いなとおもったのは、日本の歯医者に行けば歯医者に入ったとたん
  薬品のにおいが鼻をつき、ああまた歯医者に来てしまったという半ばトラウマが
  よみがえるのだが、期せずしてか植月歯科にはそれがないことだ。

*歯茎のケアー  
  日本では歯周病でもない限り歯医者さんは歯茎について特にコメントすることもないが
  アメリカでは 歯茎も定期健診の対象だし 歯茎ついても色々コメントしてくれるので
  私自身も歯茎に対しての意識がかなり変わった。これはとてもよかったと思う。


4.気になる値段
まあ、正直言ってやっぱり高い。やはり日本の歯医者は安いといわれるわけだ。
もちろん英語のみの保険会社指定の歯医者さんに行けばほとんど保険でカバーされるともきくのだが、残念ながら日本語の診療が受けたい私はそうもいかない。また一方で日本の歯医者に足りないものも感じたりするようになったわけで、やはり一長一短といったところかな。

ただし、検診や半年に一度のクリーニングは保険で全額カバーされるので、まめに歯医者にいって歯の状態をチェックし、悪くならないうちに(=治療費が余りかからないうちに)治してしまうというのがアメリカのやり方らしい。 このやり方は私もとても賛成。日本人はついつい痛くなるまで歯医者を敬遠しがちだけど、こうしたほうが良いのでしょうね。
by kitaponnice | 2005-08-09 04:59 | ATLの生活
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